社団医療法人の機関 | 社団医療法人の基礎-2

はじめに

こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。

歯科医院の支援を得意としている公認会計士・税理士が歯科医院の会計や税金について解説します。

今回は、歯科医師先生が設立する社団医療法人の各機関について説明したいと思います。

 

 

 

社団医療法人のしくみ

医療法人にはさまざまな組織形態がありますが、歯科医師先生が医療法人を設立する場合、一般的には社団医療法人として設立することになります。

 

社団医療法人の機関は下の図のように設計されています。

東京都港区の税理士法人インテグリティが作成した社団医療法人のしくみ

東京都港区の税理士法人インテグリティが作成した社団医療法人のしくみ

 

 

社員とは

社員とは、社員総会において1人1個の議決権を持つ、社団医療法人(以下、医療法人)の構成員のことをいいます。

ここで言う社員とは、従業員のことでありません。株式会社における株主をイメージしてください。

社員が医療法人の構成員であるのに対して、従業員は医療法人が雇用している人になります。

 

 

社員総会とは

社員総会は、社員によって構成される医療法人の最高意思決定機関になります。
株式会社における株主総会をイメージしてください。

ただし、
株式会社の株主総会においては、株主がその持分割合に応じて議決権を持つのに対して、
医療法人の社員総会においては、出資の金額などに関わらず社員が1人1個の議決権を持ちます。

 

 

理事とは

理事は、社員総会で専任される医療法人の役員です。
理事の過半数によって医療法人の業務を決します。
医療法人には原則として理事を3名以上置かなければなりません。

株式会社における取締役をイメージしてください。

 

 

理事長とは

理事長は、理事のうち医療法人を代表する者で、理事の互選によって選出されます。
原則として医師または歯科医師であることが必要です。

株式会社における代表取締役をイメージしてください。

 

 

理事会とは

理事会は、理事によって構成される医療法人の業務執行の意思決定機関です。
医療法人の業務は理事の過半数で決しますが、理事の合議機関として理事会を設けている医療法人が多くあります。

株式会社における取締役会をイメージしてください。

 

 

監事とは

監事は、社員総会で専任される医療法人の役員で、医療法人の業務や財産の状況の監査などを行います。

株式会社における監査役をイメージしてください。

理事についてくわしくはこちら
監事とは | 医療法人の監事-1

 

 

おわりに

税理士をお探しの歯科医師先生や歯科医院・医療法人の方がいらっしゃいましたら、東京都港区にある税理士法人インテグリティにお声がけください。歯科医院特有の会計や税金だけでなく、ビジネスやファイナンスにも強い公認会計士・税理士が、歯科医院が持続的に成長するお手伝いをさせて頂きます。

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。