社団医療法人のしくみ | 社団医療法人の基礎-1

はじめに

こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。

歯科医院の支援を得意としている公認会計士・税理士が歯科医院の会計や税金について解説します。

今回は、歯科医師先生が設立する医療法人の多くを占める組織形態である社団医療法人の基礎について説明したいと思います。

 

 

 

社団医療法人

医療法人とは、病院、医師もしくは歯科医師が常時勤務する診療所又は介護老人保健施設を開設することを目的として、医療法の規定に基づき設立される法人のことをいいます。

医療法人にはさまざまな組織形態がありますが、歯科医師先生が医療法人を設立する場合、一般的には社団医療法人として設立することになります。

 

 

社団法人と財団法人

社団法人とは、一定の目的を持つ構成員である社員によって設立された法人のことをいいます。

財団法人とは、個人や法人から拠出された財産をもとに設立された法人のことをいいます。

社団法人はヒトがもとになっており、財団法人はモノ(財産)がもとになっています。

公益性が認められた場合は、公益社団法人、公益財団法人になります。
公益性にこだわらずに事業を行う場合は、一般社団法人、一般財団法人になります。

株式会社などがお金を稼いでそれを分配することを目的にしているのに対して、社団法人や財団法人は利益分配を目的にしていません。

 

 

社団医療法人のしくみ

社団医療法人には、構成員である社員のほか、医療法の定めにより社員で組織する社員総会、理事、理事長、監事が置かれることになっています。また、理事で構成される理事会が設置されます。

次のように株式会社と対比してみるとイメージしやすいかもしれません。
社員 ≒ 株主
社員総会 ≒ 株主総会
理事 ≒ 取締役
理事長 ≒ 代表取締役
監事 ≒ 監査役

社団医療法人のしくみを図で表すと次のようになります。

東京都港区の税理士法人インテグリティが作成した社団医療法人のしくみ

東京都港区の税理士法人インテグリティが作成した社団医療法人のしくみ

 

 

おわりに

税理士をお探しの歯科医師先生や歯科医院・医療法人の方がいらっしゃいましたら、東京都港区にある税理士法人インテグリティにお声がけください。歯科医院特有の会計や税金だけでなく、ビジネスやファイナンスにも強い公認会計士・税理士が、歯科医院が持続的に成長するお手伝いをさせて頂きます。

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。