財務分析の目的 | 歯科医院の財務分析-2

はじめに

こんにちは、東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤です。

歯科医院を支援する公認会計士・税理士が歯科診療所経営のための財務分析について解説します。

今回は、歯科医院が財務分析を行う目的について説明したいと思います。

 

 

財務分析の目的

歯科医院が財務分析を行う目的は、過去から現在における歯科医院の経営状態を具体的な数字として把握することで、将来の歯科医院経営の意思決定を行うことにあります。

会社と同じように、歯科医院においても、
顧客である患者さんを取り巻くお財布事情、ライバル歯科院の出現などの外部的な要因、
診療内容のバランス、人件費、設備投資などの内部的な要因、
などの様々な要因によって経営状況は変動します。

 

決算書だけを見て、診療収入が増えた減った、利益が増えた減ったことに一喜一憂するだけではもったいないです。

その決算書の数字を使って財務分析することで、経営状況が変動している原因を早期に発見して、問題が小さいうちに対処することができるようになります。

また、財務分析を行って、自院の強みと弱みを知ることによって、歯科医院を発展させるための有意義な情報を入手することもできます。

決算書などの会計情報を、ただ見るだけでなく、使うことができるようになれば、歯科医院経営の未来はさらに明るくなることでしょう。

 

 

利害関係者が行う財務分析

自院の財務分析を行うのは、自分だけではありません。
歯科医院を取り巻く様々なステークホルダー(利害関係者)も、財務分析を行っています。

例えば、

歯科医院にお金を貸す金融機関は、融資の判断をするにあたって、また融資した後の継続的なチェックのため、決算書を見るだけでなく財務分析を行っています。

税務署が税務調査に入るかどうかの判断する際にも、財務分析を行っています。

このように、財務分析は様々なところで行われているのです。

 

 

おわりに

財務分析は、監査や財務コンサルティングの経験が豊富な公認会計士が得意とする分野です。

公認会計士資格を持つ税理士をお探しの歯科医師先生や歯科医院・医療法人の方がいらっしゃいましたら、東京都港区にある税理士法人インテグリティにお声がけください。歯科医院特有の会計や税金だけでなく、ビジネスやファイナンスにも強い公認会計士・税理士が、歯科医院が持続的に成長するお手伝いをさせて頂きます。

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。
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東京都港区の税理士法人インテグリティ、公認会計士・税理士の佐藤でした。